自然
秀麗な山容の白山は日本列島のほぼ中央部に位置し、世界有数の豪雪山岳地帯です。ここから日本海と太平洋に流れでる手取川、九頭竜川、長良川及び庄川の四つの河川は、日本列島を横断して長い流域を潤し、山麓や平野部の人々の暮らしを支えています。
白山(標高2,702メートル)は10メートルを超える積雪があり、高山植物の宝庫で、雪解けの頃、花が一斉に咲き誇る光景は壮観です。
またブナなどの巨樹、巨木が繁茂し、植生が非常に豊富で、カモシカをはじめ熊、イヌワシなどの多彩な動物や鳥類が生息することから、ユネスコの生物圏保存地域及びIUCN(国際自然保護連合)認定の保護区域に指定されています。
白山の高山植物 写真提供:吉澤康暢氏