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天徳院山門

 寺号は3代利常の妻珠姫の法名。1694(元禄7)年建立。県指定有形文化財。指定面積46.9平方メートル。
 天徳院は、珠姫の菩提所として1623(元和9)年に開山した曹洞宗寺院。現在の天徳院は1768(明和5)年の焼失後再建されたものだが、山門は焼失を免れて創建当時の姿を現在も見せている。
 山門は、三間一戸、2階二重門、屋根は入母屋造本瓦葺で、門の両脇には切妻造桟瓦葺山廊が付いている。下層中央柱間(はしらま)を通路として、両脇には仁王像が安置されている。
 天徳院山門は二重門としては石川県内で最も古いものである。

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