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成巽閣辰巳長屋(たつみながや)

 1822(文政5)年、12代斉広(なりなが)が造営した竹沢御殿の長屋で、1863(文久3)年、現在地に移築。県指定有形文化財。指定面積173.52平方メートル。
 成巽閣辰巳長屋は、成巽閣正門の正面左手に位置している。辰巳長屋はもと旧竹沢御殿の前面に設けられていた表御門及び裏御門を含む長屋を称していたが、現在の辰巳長屋は、当初77間の長さがあった長屋のうち、17間分が巽新殿造営の際に移築され、門脇の長屋として使用されてきた。
 建物は、桁行17間・梁間3間で、入母屋造2階建て桟瓦葺、切石積みを基礎としており、南面と西面の外壁は塗籠壁で、腰部分は海鼠壁としている。北面の外壁も塗籠壁ですが、下半分は下見板張りとしている。引き違い板戸の出入り口が6カ所ある。

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